川瀬産業マテリアルリサイクル事業が化学工業日報に掲載(2010年7月26日 掲載)
2010年7月26日 化学工業日報の紙面に夏季特集 関西のリサイクル企業として弊社マテリアルリサイクル事業の記事が掲載されました。
PP(ポリプロピレン),PE(ポリエチレン)製のポリ缶、ポリドラムや1tコンテナなどの大型タンクを廃プラとして回収し、マテリアルリサイクル製品の製造まで一貫して行う全国でも稀な事業として掲載して頂きました。
(以下 掲載記事)
川瀬産業 廃プラの回収から製造まで一貫
水処理技術を活かした洗浄に強み
マテリアルリサイクルを行なう川瀬産業(大阪府貝塚市、川瀬照雄代表取締役)は、使用済みポリ容器をはじめとした廃プラスチックの回収から再生原料、さらには自社ブランド製品の製造までを一貫して手掛けている。
川瀬幸久専務は、「薬品容器やフレコンバックなどをきれいに洗浄できるという強みを訴求し、さらに取扱量を拡大させていきたい」との目標を揚げる。
リサイクル工場は、本社に併設している貝塚工場と四国工場(香川県三豊市)の2拠点。対象品目は、ポリエチレン(PE)およびポリプロピレン(PP)製大型タンクやポリ容器、ポリドラム、1tコンテナ、フィルム、フレコンバック、パレットなど幅広い。
主力の貝塚工場は、「祖業の化学薬品事業で培った水処理技術を活かした洗浄・排水設備を完備している」のが特徴で、1日200tの水で容器内に付着していいる薬品を除去するなどしている。
20Lポリドラムや1tコンテナ、パレット等は丸ごと破砕機に投入できるため、「短納期の実現や安全性の向上につながっている」という。
リサイクルしたものは破砕品や再生ペレットとして販売。さらに同社では、この再生原料を用いて角材などに加工した「リプラ」シリーズと呼ぶオリジナルの製品の拡販にも力を注いでいる。
物流の効率化にも取り組んでいる。「廃プラスチック回収時に、近くの別のユーザーに再生原料を納入する」といったことができるマッピングシステムを導入した。「集配業務の最適化だけではなく、二酸化炭素排出量削減にもつながる」と期待を寄せる。
環境問題への対応や信頼性の向上の一環として、ISO14001の労働安全マネジメントシステムの規格であるOHSAS18001を取得。このほか、貝塚工場では、「子供たちにリサイクルを身近なものとして感じてもらいたい」との思いから、地元の小学生招き工場見学を実施している。(化学工業日報 )